メーシー製の回胴式遊技機に対する不正事案を警戒
2019年7月31日、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は各都道府県の遊技業協同組合(遊協)に対し、文書「メーシー製回胴式遊技機「魔法少女まどか☆マギカA」における新たな不正事案の発生について(注意喚起)」を送付しました。内容及び要旨は以下の通りです。
全日遊連発第181号(2019.07.31)
標記の件につきまして、メーシー社から「魔法少女まどか☆マギカAにおいて、筐体の左側面を何らかの工具等にてこじ開けた上、ライター等で炙って熱した工具等を使用してサブ中継基板シート(保護カバー)を溶かして穴を空け、不正器具を侵入させる事案が確認された。当該機種設置店舗に対し、当該機種の点検確認の実施と監視強化の注意喚起をお願いしたい。」との要請がありました。つきましては、各都府県方面遊協におかれまして、下記の内容につき、傘下組合員店舗へご周知くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
1.対象遊技機
魔法少女まどか☆マギカ|型式試験番号「35082000」
緑ドンVIVA2|型式試験番号「35122800」
SLOTバットマン|型式試験番号「245047500」
2.注意点等
サブ中継基板シート(保護カバー)が溶かされ、穴が空けられていることから、サブ中継基板を狙った手口と推測されます。当該機種設置店舗におかれましては、「不正ヒンジ部目視点検 確認資料」により、当該機種の点検確認を実施していただくとともに、店舗内での監視強化の徹底をお願いいたします。また、以下の点につきましてもご注意くださいますようお願いいたします。
・複数人で訪れ、当該機種を囲む等の行為
・筐体の左上部に頻繁に手をかざす等の不審な行為
・特定の遊技客が連日メダルを獲得している場合
・稼働データ等に異常がある場合
・「通信エラー」などの履歴がある場合
※被害店舗から「焦げ臭いにおいがした」との情報もありました。
定期的に話題に上る「不正(ゴト)事案」ですが、今回は主に現在も人気の高い初代パチスロ魔法少女まどか☆マギカが狙われているとのことです。メーシー社からの報告を読む限り、物理的な側面が強いゴト行為だと思われますので、パチンコホールで遊技している際に見かけた場合は当該店舗の従業員に速やかに報告しましょう(ご自身で直接声を掛ける等の行為は危険ですので控えられた方が無難です)。