岡山県の営業条件「12箇条」
2020年5月4日、岡山県遊技業協同組合(岡遊協)は県内のパチンコホールに対し、文書『岡山県知事からの営業再開に伴う要請(感染防止策)について』を送付しました。内容は以下の通りです。
ホール各位
岡山県遊技業協同組合
理事長 千原行喜
岡山県知事からの営業再開に伴う要請(感染防止策)について
ホールの皆様には伊原木岡山県知事からの営業自粛要請に基づき、4月27日 (月) から5月6日 (水)までの間、臨時休業にご協力いただき感謝を申し上げます。この度、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令期間が延長されることに伴い、事前に岡山県から、本年5月7日から5月31日までの間、県内のパチンコ店について、営業を再開する場合の条件が提示され、その内容は、下記1-12に示すとおりであります。岡山県からは、感染防止策が組合全体として実施されない場合は、営業の自粛(特措法に基づく休業要請)をお願いするということであります。
岡山県からの正式文書受理については、明日(5月5日)、午後2時から開催予定の対策本部会議終了後になります。文書受理後に改めて皆様に送付させていただきますが、「県外へ居住される方の入店お断り」等の案内板を作成する等諸準備の必要から、取り急ぎ、岡山県がホールに求める感染防止対策の内容をお知らせしました。利用者の間隔 (概ね1メートル以上)を確保するためには、1台おきに電源を落とし間引き営業する方法が考えられますが(分煙ボードのような物で遮断すれば可とする)、各ホールにおいては、県が要請する感染防止策に対する対応に抜かりがないようお願いを申し上げます。また、営業時間は、当分の間、午前9時から午後10時まで、ライト消灯は午後9時30分でお願い申し上げます。広告宣伝の自粛も併せてお願いします。
【岡山県が要請する特段の感染防止策】
1.入場者の整理(入場前の間隔(概ね1メートル以上)確保)
2.入場者へのマスク着用の周知の徹底及び従業員のマスク着用
3.有症状者の入場禁止(体温計を備えつける)
4.手指消毒設備の設置
5.施設の消毒(共用部分の定期的な消毒、概ね1時間ごと)
6.施設内の換気(概ね30分ごと窓の開閉など)
7.利用者の間隔(概ね1メートル以上)確保、分煙ボードのような物で遮断すれば可とする
8.混雑時の入場制限
9.施設内で大きな声を出すことの禁止
10.施設内で激しい運動の禁止
11.遊技をしながらの食事をやめること
12.県外の居住者を入店させないこと(運転免許証で確認して入店自体をお断りすること)
実質的に、岡山県より「パチンコ店営業再開(継続)の条件となる12箇条」が明示された形となります。当該の12箇条の内容はいずれも目新しいものではありませんが、どの程度の徹底を要求されるかに依り、本文書の意味するところは大きく異なるでしょう。