アメを嘆願、ムチを再認識
2020年5月1日、パチンコ関連の業界団体は警察庁に対し「遊技機撤去期限の経過措置延長に関するお願い」の要望を提出しました。また、同時に当該の要望に影響するであろう事案(休業関係)に関する文書を各都道府県遊協に対し発出しました。内容は以下の通りです。
警察庁生活安全局
保安課長 小堀龍一郎 殿
全日本遊技事業協同組合連合会
理事長 阿部恭久
一般社団法人日本遊技関連事業協会
会長 庄司孝輝
日本遊技機工業組合
理事長 筒井公久
日本電動式遊技機工業協同組合
理事長 兼次民喜
全国遊技機商業協同組合連合会
会長林和宏
回胴式遊技機商業協同組合
理事長大變 裕記
遊技機撤去期限の経過措置延長に関するお願い
平素は、遊技産業の取組みにご理解とご協力を賜り、厚く感謝申し上げます。さて、政府の緊急事態宣言ならびに自治体からの緊急事態措置に伴い、業界団体から何度も休業要請した結果、多くの遊技場が新型コロナウイルス感染防止の観点から休業いたしました。しかしながら、参加人口の減少等により、遊技場の経営環境は悪化の一途を辿っていたところに、新型コロナウイルスに伴う休業要請がなされ、結果的に遊技場の経営は極めて困難な状況に陥っております。
また、メーカー団体からは新型コロナウイルスの影響で、海外からの部品調達に遅延が発生していること等から、遊技機の販売延期が相次でいると報告を受けております。このような状況下で、今月以降に順次到来する検定切れ・認定切れ遊技機の入れ替えについては、遊技機の供給遅延と遊技場の資金的な問題があいまって極めて厳しいと言わざるを得ない状況であります。つきましては、今月以降に到来する遊技機の検定切れ・認定切れに際し、遊技機撤去期限の経過措置延長についてお願いする次第であります。国民の命を優先し休業した遊技場営業者に、何とぞ救済の道をご検討いただけますよう重ねてお願い申し上げます。
各都府県方面遊協(連)
理事長 殿
全日本遊技事業協同組合連合会
理事長 阿部恭久
新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けた対応が社会から強く求められているなか、全国の組合員ホールは、企業そのものの存続を含む極めて厳しい選 択を日々迫られております。このようななか、全日遊連は、メーカー及び販社団体とも連携しつつ、本日、別紙のとおり、警察庁に対し、今月以降に到来する検定切れ・認定切れ遊技機の入替えに関連し、当該遊技機に係る撤去期限の経過措置延長について要望書を提出し、警察庁において検討していただくこととなりました。
一方、本日付け全日遊連発第56号文書でもお願いしましたとおり、新型コロ ナウィルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言に基づく都道府県からの休業を含めた要請にどのように応えているのかが、いままさに遊技業界に問われております。本日以降における業界の対応が、世論の動向を左右することとなり、上記の要望書に対する警察庁の判断に重大な影響を与えるものと思われます。いまこそ全国の組合員ホールが一致結束してこの難局に立ち向かっていくことができなければ、遊技業と全国のホール企業そのものが存続しえないことを肝に銘じ、休業を含めた要請に真摯に対応されるよう重ねてお願いいたします。
業界関係者等の反応&コメントまとめ
受け入れるか否かは要請された側に決定権があるので無視はまた違う表現かと思います。休業指示命令であれば話は別ですが、指示命令としないのは国が保証金を払いたくないからでしょう。