パチンコ業界が担ぐ「おだち源幸」氏
2019年7月21日に行われる『第25回 参議院議員通常選挙』の期日前投票が同7月5日から開始されました。パチンコ業界に於いて、本参院選での注目は自民党から出馬される「おだち源幸」氏。パチンコ業界からの応援を受け、本当の「パチンコ議員」への道を歩まれるのでしょうか。
自民党参議院比例代表(全国区)自民党公認候補 尾立 源幸(おだち もとゆき)です。大衆娯楽である遊技産業を守ります。遊技産業に関連する法律・規則等の課題解決に全力で取り組み、遊技産業の振興を図ります。国民に広く親しまれているパチンコ・パチスロをもっと楽しく、面白いものにしていきます。
鳴り物入りで話題に浮上したのは2019年6月頃。自民党の大物議員からパチンコ業界の各団体に対し、組織内候補として応援するようにとの旨の連絡から始まった「おだちフィーバー」は、大手パチンコメーカーやパチンコホール運営法人、関係各社まで波及しています。おだち氏側も従来のオフィシャルサイト及びSNSアカウントとは別に、パチンコ業界向けに特化したサイト及びSNSアカウントを作成・運用するなど、良く言えば「力の入った」、悪く言えば「異常な」動きを見せています。
おだち源幸オフィシャルサイト
https://odachi.info/
おだち源幸ツイッターアカウント
ttps://twitter.com/odachi_jimin
ぱちんこ業界向け専用サイト
http://odachi777.jp/
ぱちんこ業界向け専用ツイッターアカウント
ttps://twitter.com/odachi777
おだち源幸氏への反応&意見、コメントまとめ
パチンコ屋の還元率アップを!ジャグラーの設定1廃止!
お願いする矛先が違うかもしれませんが、遊技機規則の緩和もしくは広告規制の緩和のいずれかをお願いしたいです。それが難しいのであれば受動喫煙防止条例を廃止。現状、どれも難しいですよね・・・。
田舎の方言で「おだち」という言葉ありまして…w意味は、「おだっとる、ふざけている、まじめにやらない人・事象」。決してそんなことはありえないと思いますが、後に「おだっとる」とお叱りを受けないようお頑張りください。なお、こちら三重県、選挙の投票は白票派です。
パチンコをパチンコファンのものに。楽しく堂々と遊びに行けるものにするために。我々も頑張ります。
結局、自民党じゃないと当選しないとみてますよね?当選したらパチンコ関連なんて相手にされませんよ。ま、票が取れるか知りませんがね。私は野党にしか入れないので。独裁政治は終わりにしたい。
4号機までとは言いませんが、それに近しいものを!
遊技産業の明日を開くとは具体的に何をすることなのですか?
教えてください先生。
依存性対策をパチンコパチスロにほとんど擦り付けるのはおかしい。公営ギャンブル宝くじはOK、娯楽であるパチンコは?吸い込み規制出玉規制に対して上限のない公営ギャンブルはどう説明をつけるのでしょうか。おだちさんの掲げる「明確化」期待しています。
大阪のパチンコ営業におけるイベント告知を復活させてください!!!
貴殿を推すとパチスロ好きにどんなメリットがあるのかもう少し明確に教えてもらえませんか?あるなら全力出すんですけど。貴殿はパチンコしたら換金しないんですか?
ポスターのスローガンは「擬似3を本当に熱く!」でお願いします。
おだち源幸さんの功績はP業界人に選挙の関心を持たせた事だけど、パチンコ地盤って弱そう。ユーザーはパチンコ潰れてしまえって思ってる人多いし、P業界人は日曜は仕事の人が多くて、仕事前後に行きたくない(期日前投票もなんか面倒くさい)。だから、票どれくらい取れるのか気になる。
カジノ研究者「木曽崇」氏の意見
カジノ研究の専門家である木曽崇(@takashikiso)氏が独自の視点で本件「おだち源幸とそれを担ぐパチンコ業界」に関するツイートを行っておられましたので紹介させて頂きます。
(大崎一万発氏の発言「木曽さんこわいツッコミ禁止やで。」を受けて──)
まあ正直、この公約をざっと見た感じでも、万発さんのいうところの「こわいツッコミ」をする要素が満載なんだがね笑。正直、必ずしも業界にとってハッピーな方向に「だけ」動こうとしている感じではない。
上述のおだち源幸氏が掲げる”公約”
おだち氏が受かったとしてパチ業界が直面する現実は一人親パチンコの議員を送り込んだところで、制度はなかなか変わらないということ。ワシ等カジノなんて、200人を超える共産、社民以外の全政党から議員が参加する超党派議連を抱えていても延々と論議は前に進まなかった。一方で、そういう覚悟は必要。
おだち氏を有効に使う為には、おだち氏を通じて意味ある質問主意書を出させて政府回答を上手に引き出す事と個人的に思う。業界主導というよりカジノの流れからだったが、2016年に民進党(当時)の緒方林太郎議員がパチに関する質問主意書を連発したことで業界論議が一気に進んだろ。アレと同じ様な展開。
特に今のパチ業界の広告規制に関しては、僕は質問主意書の「作り」次第で手間のかかる法規の改正とかなくても、打開できる部分があると踏んでいる。その辺をリードできる知恵者をキチっと尾立事務所に送り込むことだな。まあ、まずは国会に行って頂かなけば、話始まらんけども。正直、今警察が示している広告に関する解釈運用基準は、法的な裏付けと言う意味ではかなりガバガバで、文字通り「解釈」だけの積み重ねで強行してる部分が多い。ここは、質問主意書で法令の解釈をコツコツと積み上げさせることで、十分突き崩せる部分はあると思うよ。そこはマジで頑張れ。